「いますよね、絶対」
僕は呼吸を整える。
「いません。絶対にいません」
二つの街を行き来する「舞城百物語」、遂に出口へ。 その先で何を見たの?
2015年の夏、毎夜100日間つづられた一話完結の物語。
舞城王太郎と佐内正史による50小説+50写真を一冊おさめた前篇「入口」に続く、後篇「出口」。
店主はこの手のものは苦手なのでちょっとだけ、というつもりでページをめくりました。
怖くて悪い夢を見ませんようにと思いながら読み続けてしまいました。
夜には絶対読みません。
著者:舞城王太郎 写真:佐内正史 出版社:ナナロク社 2015初版
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