「生きかたが洟かむように恥ずかしく花の影にも背を向けている」
「この格差社会の底の草原におれはこそこそ草を食う鹿」
「生命を宿すあなたの手を引いて左京区百万遍交差点」
自意識過剰で内向的、と監修した石川美南さんの言葉。
社会への怒りか、自己への恥か、いきどまりのような場所で生み出される言葉。
そこに不思議と絶望感はなく、またゆっくりと歩き始めるその道。
まさに時代が生んだ歌と言えるのではないでしょうか。
著者:虫武一俊 出版社:書肆侃侃房 2016 初版 ソフトカバー
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著者:笹井宏之 出版社:書肆侃侃房 2013初版 ソフトカバー
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