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失われたモノを求めて 不確かさの時代と芸術

「思考する者は孤独であるが、しかしそこには同行者や仲間がいる。」(ハンナ・アーレント)

『現代美術のあり方が、芸術とは何かを問う内的な行為からその外にある現実社会への働きかけへと変化してきているいま、「作品」はどこへ向かうべきなのかーー。
芸術とは何か、作品とは何かを根本から問い続け、美術作家としてその時々の自身の答えを作品にあらわしてきた池田剛介による、待望の処女論集』

美術館やギャラリーの外で目にするようになり、社会問題や政治的問題を背景に、またその文脈の上に制作することで「開かれるこ」ことになった現代の芸術世界。
「モノからコト」の時代となったその先には何があるのか?
現代における作品とは何か、制作とは何か、その根本的な問に向き合い、結論を出すことにこだわった美術論。
ひとつの道標となりうる力作です。

ch1. 失われたモノを求めて
ch2. 干渉性の美学へむけて/祝祭・現実・遊び/虚構としてのフォームへ/
セザンヌの中間地帯/保存と解凍/クマと人とが出会う場で/カタストロフの傍に

カバー、表紙、扉は著者本人による作品。

池田剛介(いけだ・こうすけ) 美術作家。
1980年、福岡県生まれ。京都造形芸術大学卒業。東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了。平成17年度文化庁新進芸術家在外研修員としてマサチューセッツ工科大学リスト視覚芸術センター滞在。平成27年度ポーラ美術振興財団在外研修員として台北滞在。
主な展示に「Malformed Objects」 (山本現代、2017)、「Regeneration Movement」(国立台湾美術館、2016)、「あいちトリエンナーレ2013」、「メルボルン芸術発電所」(ロイヤルメルボルン工科大学、2012)、「Vivid Material」(東京藝術大学、2008)など。国内外での作品発表を多数行う一方、批評誌などでの執筆を活発に手がけている。京都市在住。

著者:池田剛介 出版社:夕書房 2019 ソフトカバー 184p
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2,640円(税込)

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