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日本発酵紀行(サイン入)

食べることは学ぶこと。つくることは思い出すこと。

とにかく面白かった。
各地で話題、ロングセラーとなっている「発酵文化人類学」に続く小倉ヒラクさんの「日本発酵紀行」

全国の発酵食品とそのルーツを訪ね歩く中で頭に浮かんだ大きな疑問。
「日本とは、日本人とは何か?」
日本列島は決して生きやすい環境ではなく、「無いものだらけ」の中で「有るものにする」という日本人の生きていく意志を小倉さんは発見します。
「制限された世界を生き延びるために、無名の人々が何代もかけてその土地にあるものと、目に見えない自然の力を組み合わせる方法をアップデートさせていった。その試行錯誤のアプローチに多様性があらわれる。」
古の過去から連綿と続く文化をいかに未来へ引き継いて行くのか。
その壮大な物語がこの一冊には詰まっています。
それと「はじめに」の小倉さんの文章が素晴らしいです。
とことんお楽しみください。

【1章】味覚の記憶/東海の旅
愛知・岡崎の八丁味噌
三重・鈴鹿の豆味噌

コラム...発酵技術のバリエーションと活用法

【2章】現代空間のエアポケット/近畿の旅
和歌山・湯浅の金山寺味噌
京都・大原のしば漬け
大阪・守口の守口漬け、摂津富田の富田漬け

コラム…海・山・街・島の発酵文化

【3章】魚と酢の通り道/瀬戸内の旅
広島・尾道の米酢
岡山・日生のママカリずし
鳥取・智頭の柿の葉ずし
愛媛・五色浜のいずみや

コラム…すしの進化史

【4章】微生物の誘う声 離島へ
伊豆諸島・青ヶ島の青酎

コラム…日本人は何を食べてきたのか

【5章】旅の身体感覚 北へ
栃木・今市の日光みそのたまり漬け
福島・会津若松の三五八漬け
富山・射水の黒作り
新潟・妙高のかんずり
秋田・八森のしょっつる、 ハタハタのいずし
北海道・標津の山漬け

コラム…北前船から見る近世の海運事情

【6章】ご当地スタンダードの発酵おやつ/関東の旅
群馬・高崎の酒まんじゅう、 前橋の焼きまんじゅう
神奈川・川崎大師のくずもち

コラム…発酵が景観をつくる

【7章】発酵から見た経済史/日本の近代化を見直す旅
兵庫・淡路島の清酒
香川・小豆島の木桶、醤油
徳島・吉野川流域の阿波藍

コラム…発酵と信仰

【8章】辺境を生きる知恵/九州の旅
宮崎・日南のむかでのり
熊本・阿蘇のあかど漬け
長崎・対馬のせん団子
佐賀・呼子の松浦漬け

著者:小倉ヒラク 出版社:D&DEPARTMENT2019初版 ソフトカバー 219p
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販売価格
1,980円(税込)

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