今年(2020年)読んだ本で間違いなく記憶に残る本。
児童虐待、性暴力、障害者差別、介護、
「社会問題」と言われニュースでは毎日のように流れる出来事を「当事者」としてあくまで自身の体験を交えて大胆に、ユーモアを持って、過去から現在、そして未来へ繋がるように書かれている。
この時代、誰もが弱者に成りうる。
読者は本を閉じた時、間違いなく、もう少し頑張ってみようと上を向くはずだと思う。
この本はご両親への手紙なのかも知れない。
手紙は極めて個人的な事柄が書かれているけれど、だからこそ読み手の心を揺さぶる。
もし生きづらさを感じている方がいらっしゃいましたら是非読んでみてください。
著者:青山ゆみこ 出版社:ミシマ社 2020初版 4刷 ソフトカバー 245p
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