京都発文芸誌「APIEDアピエ」。毎号一人の作家、一つのテーマを特集し、様々なライターの書評、エッセー、論文、創作を綴じ込めた文集。
表紙挿画の銅版画家山下陽子さんをはじめ、装幀挿画も素晴らしく、毎号楽しみにしているリトルプレスです。
36号
特集は「澁澤龍彦」
取り上げるのは『思考の紋章学』『高丘親王航海記』他です。
千野帽子他21名。
アンモラルで背徳の香りがする澁澤文学が今の時代に求められてるかは分かりかねますが、こんな時代に背を向けて読みふけることは一つの快楽かも知れません。
それに山下陽子さんの版画ともぴったりなので今まで特集を組まれなかったことが不思議なくらいです。
善行堂通信はコロナ禍の善行堂。
発行:アピエ社 / 2020.10 / 表紙装画:山下陽子 挿画:宮崎智晴、Sumiko / 89p 22×13cm
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