器と生活道具の店<in-kyo>店主、長谷川ちえさんのエッセイと素描家shunshunさんの絵。
2020年立春から2021年大寒まで、二十四節気の暦を散策。
東京から福島県三春町へ居と店を移し、季節の巡りを全身で感じながら季節の便りを届けたいと綴られた文章は風通しが良く、束の間の安らぎを与えてくれる。四季の暮らしを味うわい尽くすことは、現代社会においても可能なのだとその生活の実践から教えてくれる。添えられた絵はどこか懐かしく、どこかに残っていた童心を暖かく包んでくれた。
一年かけてゆっくり読むのもいい。
造本装幀はサイトヲヒデユキ(書肆サイコロ)
著者:長谷川ちえ・shunshun 出版社:信陽堂 2021.3 初版 半上製(192ミリ×124ミリ)216p
新刊書籍