京都発文芸誌「APIEDアピエ」。毎号一人の作家、一つのテーマを特集し、様々なライターの書評、エッセー、論文、創作を綴じ込めた文集。
表紙挿画の銅版画家山下陽子さんをはじめ、装幀挿画も素晴らしく、毎号楽しみにしているリトルプレスです。

38号では初めて現役の作家が取り上げられました。
ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロです。
極めて寡作の作家ですが、代表作「わたしを離さないで」や新作「クララとおひさま」を中心に語りつくします。
今回は林哲夫さんのコラージュも見られます。
善行堂通信は今回で最終回となりました。毎回楽しみにしていたので残念。