写真家濱田英明の自主制作版にしてここ数年の集大成的な作品集。
国内での映画、ドラマ、広告などの撮影と並行して世界中を飛び回っていた濱田さんは訪れた街の光と影を集めSNSや雑誌でその写真を紹介していました。アメリカ、台湾、スペイン、エジプト、リトアニア、香港、オーストラリア、イギリス、ドイツ、フランス、ベトナム、、、海の向こうに広がる景色と人々の営みが光を浴びてページいっぱいに広がります。
植田正治や佐内正史ら尊敬する先人たちへのオマージュとも見られる作品やアビーロードを渡る子どもたちの姿、濱田さんが影響を受けてきた人々への愛情が一切隠さず作品に溢れています。
2012年から2018年の世界と濱田さんの記録。
タイトルは村上春樹の紀行本「遠い太鼓」から。
そして装幀も「ノルウェイの森」仕様で赤、緑と2種類を用意。
カバーにはタイトルのみが箔押しされ、本文は作品とサムネイル、影響を受けた人々の名前と奥付のみの記載。
264ページ(200カット)の重量版。
デザインはStudio journal knockの西山勲
(knockと合わせて是非!)
※こちらは緑版です。
著者・発行:濱田英明 2019 第二版 250x250x25mm 264p ハードカバー
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