みんな大好き、がまくんとかえるくんを生んだアーノルド・ローベル(1933−1987)の全仕事。
『ふたりはともだち』シリーズをはじめ、世に出した絵本は100冊超。
今も世界中で愛される絵本作家の全て。
「父さんは、一緒にいて楽しい人だった」と語る二人の子どもへのインタビューは面白くて悲しい部分もあるけれど、この作家の本質を知ることが出来てとても興味深いものでした。
”ローベルはニューヨークのブルックリンに暮らしました。音楽を聴きながら午前中は絵を描き、午後はお話を書き、夜は家族4人でたくさんおしゃべりをして過ごしたといいます。ねこやねずみやへび、がまがえるなど、さまざまな生き物を飼っていました。映画や舞台を観にいくことが好きで、家ではテレビを観ながら刺しゅうをしていました。大声で歌いながら食器を洗い、そうじが大好きで、そしてなにより、仕事をこよなく愛していました。ふたりの子どもたちは、一緒にいて楽しい人だった、と語ります。”(版元より)
第1章 がまくんとかえるくんの世界
変わりものと呼ばれても/お説教はまっぴら/きみがいてくれてうれしいよ/がまくんとかえるくんができるまで
第2章 アーノルド・ローベルの仕事
僕が絵本作家になったのは、他にできることがなにもなかったからだ/僕はきみで、きみは僕/ここがきみの居場所/ねぇ、お話を聞きたいかい? /僕は舞台監督で、衣装デザイナーで、幕を引くもの/お絵描きはデザート、お話づくりはホウレン草/コールデコット賞 受賞スピーチ
第3章 素顔のアーノルド・ローベル
年譜/全著作リスト
解説 僕も、彼の読者のひとりの子どもです(三木卓)
菊地敦己
編・発行:ブルーシープ デザイン:菊地敦己 2021 初版 ハードカバー 256p
新刊書籍