文筆家、大竹昭子主催のカタリココ文庫の対談シリーズ。
小説家の小山田浩子に続くのは写真家の畠山直哉。
写真家としては森山大道、荒木経惟に続いての登場です。
実のところ、この一冊を私はずっと楽しみにしておりました。
かつて『新潮』に、そしてこの本に掲載された畠山直哉の随筆『心の陸前高田』に心動かされるものがあったからです。
大竹昭子曰く「とても重要なことが書かれている」。私も読んだ当時そのように思いました。
本編では「出来事と写真、その後」という題目で交わされた畠山と大竹の対談、そして先に述べた随筆を収録。
震災とそしてその震災で母を亡くした写真家は何を思い、何を語るのか。
装画は畠山直哉。写真も数点掲載。
装丁は横山雄+大橋悠治
著者:大竹昭子 発行:カタリココ文庫 2022 初版 文庫
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