変化がなければ心は消耗する。だが新たな見方をするようになれば、新たな展望が開ける。
旅をすれば感覚が研ぎ澄まされ、世間や家庭内の状況に対して注意深くなる。
今まで無関心だったことにも、不意に何かを感じるようになるのだ。
今まで見えていなかったことが不意に見えてくるのである。
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スウェーデンでベストセラーとなった「人が旅に出る理由」を重層的に考察するエッセイ。
なぜ人は何度でも、何歳になろうと旅に出るべきなのか。
著者はジャーナリストで飛行機を使わずにバックパッカーとして、ヒッチハイカーとして、バスや列車を使って旅を続ける。
著者:ペール・アンデション 訳:畔上司 出版社:草思社2020 初版 ハードカバー 351p
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