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生きていく絵 ――アートが人を〈癒す〉とき

人は嬉しい時に笑顔が溢れ、悲しい時に涙する。
嬉しかったこと、悲しかったことを言葉で伝える。
それをこの本では「自己表現」と呼びます。
人は自己表現しながら生きている。
そして本書が提示する問題は次の点。
自己表現は人を〈癒す〉ことができるのか?
そもそも、自己表現が人を<癒す>とは、具体的に、どのようなことを意味しているのか?

荒木さんは手垢の付いた「癒す」という言葉をあえて積極的に使っています。
実際に〈癒し〉を合言葉に自己表現を通じてつらく苦しい毎日を過ごす人を知っているからです。

八王子市にある精神科病院・平川病院にひらかれた〈造形教室〉。
ここでは心を病んだ人たちが、アートを通じて、自らを癒し、自らを支える活動をしている。絵を描くことで生きのび、描かれた絵に生かされている──。
著者は4人の作家の作品と人生をつぶさに見つめ、〈生きにくさ〉の根源を照らし、〈癒し〉の可能性を探ります。


「まとまらない言葉を生きる」で反響を呼んだ荒井裕樹さん(専門は障害者文化論、日本近現代文学)の初の文庫作品です。
解説:堀江敏幸

著者:荒井裕樹 出版社:ちくま文庫 2023初版 267p
新刊書籍

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990円(税込)

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