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new白石ちえこ《島影》 コロタイプ・ポートフォリオ

白石ちえこ (1968- ) の《島影》は、日本周辺の島々や沿岸地域で撮影されたさまざまなイメージによるシリーズです。これらの作品はすべて1920年代から30年代にかけて日本のアマチュア写真家の間で流行した “雑巾がけ“ として知られる古いレタッチ技法によって制作されました。それぞれのイメージは色褪せた記憶を呼び起こすとともに、撮影者自身の記憶を辿るように画像の中に現れては消え、ぼんやりとした記憶を背景に淡いシルエットとして佇んでいます。
シリーズから6作品を収録。

白石ちえこ
神奈川県横須賀市生まれ、90年代後半より写真家として活動をスタートし、これまで「ギャラリー街道」や「ギャラリー冬青」などで展示を行う。近年はフランス・パリのGalerie Echo 119で個展を開催するなど今後さらなる活躍が期待される写真家。1920年〜30年代にアマチュア写真家の中で流行になった”雑巾がけ”と呼ばれる技法での制作を行うことでも知られ、便利堂のコロタイプのワークショップに受講し、2023年度の便利堂ハリバンアワードでは審査員賞を受賞。写真集に「 サボテンとしっぽ 」( 冬青社) 、「島影 SHIMAKAGE」(蒼穹舎)、「鹿渡り SHIKAWATARI」(蒼穹舎)がある。

○コロタイプとは○
一般的な印刷方法であるオフセット印刷では色や濃淡を小さな網点の密度で表現しますが、コロタイプでは連続階調で表現するため、写真のようにより本物に近い緻密なディテールで表現することができます。

【コロタイプの特徴】

■すべての色を別々に刷る

赤・青・黄・黒などの基本色を掛け合わせて色を表現するのではなく、原本のそれぞれの色彩に対してインキを調合し、木版画のように一色ずつ重ね刷りして表現します。

■連続諧調による非常になめらかな濃淡表現

写真のネガフィルムをそのまま版に用いますので、オフセットやインクジェットにみられる点の集合(網点)がありません。 

■長期の保存に優れている

平均60%の顔料を含む非褪色性に優れたコロタイプ専用インキを使用します。複製には、日本古来の伝統技法で漉かれた和紙を用いますので強い耐久性があります。

■手作業の技

多くの工程を手作業で行います。熟練の職人が作品の「心」を感じ取り、「魂」を込めて仕上げています。

著者 Author:白石ちえこ 出版社publisher:便利堂 2023 用紙サイズ:20.3 × 25.4 cm ポートフォリオサイズ:20.6 × 25.8 × 0.8 cm 6枚組
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状態
状態について
A :
新品同様
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汚れや痛みなどが少なく、古書としてきれいな状態
C :
古書として標準的な状態
D :
汚れ、傷みあり

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販売価格
8,800円(税込)

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