秘密結社についての本格的な研究所が、日本には極端に少ない。宗教学、民俗学、社会学、思想史、文化史、さては心理学の領域で、これほど興味ぶかい大きな課題を提供する秘密結社の研究が、なぜ日本の学者の間では疎かにされているのか、理解に苦しむものがある。-序文より
研究書としてではなく、エッセイ風に仕上げたと本人の弁の通り、読みやすくそして読み出したら止まらない。。
・秘密結社の輪郭
・原始民族の結社とその名残り
・古代における密儀宗教
・グノーシス派の流れ
・薔薇十字団
・フリー・メイソン
・さまざまな政治的秘密結社
・クー・クラックス・クランその他(K.K.K)
・犯罪的結社その他
・悪魔崇拝と魔術のサークル
・アジアの秘密結社
・イスラム教の秘密結社
著者:澁澤龍彦 出版社:桃源社 1973 初版 ハードカバー 函 三方赤染
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