大分在住の写真家、野口優子初の写真集。
「冬の朝、暗さと明るさが混ざり合う、夜明け前の空を眺める。
日々、陽は昇りそして沈んでゆく。季節は巡り、光も風も変わってゆく。
そう知っていても、変わりゆく風景に出会うたび言葉では言い尽くせない、不思議な喜びがあふれてくる。
足元の草にも、見上げた木々にも、人々の生活とは関係なく、ただ流れている時間があることを、
歩き、立ち止まる、その繰り返しの中に感じていたい。」
冬の朝、野山、残雪、日常の風景。木々、植物、馬。そして光。
万物に流れる時間と変わりゆく風景を美しい眼差しで捉えた愛おしい写真集。
版元のMUNOさんが名古屋からこの本を持ってきて下さり、この美しい本と出会うことが出来ました。
素敵な函に入った素晴らしい造本。
是非お手に取ってみてください。
野口優子
2012年に東京から地元の大分へ拠点を移し、制作活動を続けていたところ、雑誌『Purple』のエレン・フライスに見出され、WEBジャーナル『Les Chroniques Purple』に参加。2016年、原宿VACANT、名古屋MUNOで個展を開催。
著者:野口優子 出版社:MUNO 2017.1 特製函入/糸綴じ
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