見ているかい
そこで目をひらいているかい
まず何よりもタイトルが素晴らしいですね。
2015年にごく少部数で「貸出詩集」として創作した「発光」を判型、装幀を改め、本文に一篇を追加した新装版。
特徴は何といっても「光」を孕んだ銀色と透明の2重カバー
文庫サイズの本は文字通り手のひらの中で発光するよう。
そしてカバーを外すと。。
この詩集を読んでいくと「発光」が何故小さな光を手から手へ渡し続けるように愛されて来たのかがよくわかる。
光という「言葉」が読む人の目に連綿と写りこんでいく風景を僕は見たい。
限定100部
著者/発光:池田彩乃 2017 カバーデザイン:黒田武志 解説:雪舟えま ソフトカバー34p
新刊書籍