〈満州事変勃発から太平洋戦争終結にいたるまでの、あの「暗い時代」。その時、人々は何を考えていたのか、どこが引き返せない岐路だったのだろうか。この本の中でわたしが書いたのは、最も精神の抑圧された、1930年から45年の「暗い時代」に、「精神の自由」を掲げて戦った人々のことである〉(本書まえがきより)
斎藤隆夫、山川菊栄、山本宣治、竹久夢二、九津見房子、斎藤雷太郎、立野正一、古在由重、西村伊作
九人の人々が点したかすかな光。
きな臭い、この時代にこそ歴史を振り返ることが必要ではないでしょうか。
ハンナ・アレントによる同名のタイトルから深い共鳴を得て創作されたようです。
「精神の自由」を守るために。
著者:森まゆみ 出版社:亜紀書房 2017.5 初版 ソフトカバー
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