芸術家、佐藤貢が20代のころにインドへ呼ばれるようにして大阪の港から旅立ったその旅行記。
中国、パキスタン、インド、そしてチベット。
後から後から付いてくる(憑いてくる)、自らの黒い運命。
身も心もボロボロに、バラバラになりながら歩き続けた衝撃の記録。
そして帰国後に受けた啓示。
これまでに読んだどんな旅行記とも違う、これまでに読んだどんなロードムービーとも違う、人間の存在理由を問い続ける手記。
とにかく圧倒的でした。世界がひっくり返る顛末を目の当たりにしたようでした。
自分とは一体何者で、何処から来て、何処へ行こうとしているのか。
そんな事をさせられる一冊です。
佐藤貢 / mitsugu sato
1971年生まれ。大阪芸術大学美術学科中退。1994年から中国よりアジア諸国、アメリカ、中南米諸国などを放浪する。帰国後、和歌山市へ移住。[漂流物]を用いて作家活動を再開。2005年初夏に公に向けた個展を大阪市北区にあるiTohenとPANTALOONの2会場で同時開催。この発表を皮切りに定期的な新作発表を行うようになる。
主な発表に東京渋谷区恵比寿南:lim Art、大阪府枚方市星ヶ丘:SEWING GALLERY、名古屋:コロンブックス、東京日本橋芽場町:森岡書店、名古屋:gallery feel art zeroにて開催。 ポジション2012名古屋発現代美術に招待出品(名古屋市美術館)など多数。現在、名古屋に在住。
著者:佐藤貢 発行:iTohen PRESS. 2016 文庫
新刊書籍