表現規制に関心のあるすべての読者、必携の書ー東浩紀
法律を持ち出して「えっち」に関する表現を抑制しようとする理由は何なのでしょう?
どうやら「えっち」については、「無条件にそれを悪とし、それ以上その理由を追求してはならない」という暗黙も決まりがあるように感じられてなりません。-まえがきより
なぜ「えっち」が駄目という観念が形成されてきたのかについて疑問を持った著者が10年かけて取り組み、生まれた名著。
第一章(基礎編) 「猥褻」とはそもそも何なのか
第二章(歴史編) 「性(えっち)」の比較社会論
第三章(近代史編) 市民社会と道徳
第四章(法制史編) 「えっちな表現」はいかに取り締まられてきたか
第五章(法制史編その2) 「えっちな表現」規制はいかに制度化されたか
第六章(日本編) 日本における性表現規制の歴史
装画はやはり山本直樹
著者:白田秀彰 出版社:亜紀書房 2017初版 ソフトカバー
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