詩人小鳩ケンタによる詩と阿部航太(Kite)によるレリーフを村上亜沙美(Kite)が編集・デザイン。
詩人の周辺にいる人々を詩で描いたポートレイトと、石膏粘土によるレリーフ上に描かれた風景画によって構成された詩集。
見ること/読むこと、わたし・あなたの境界線がとけて 行くような一冊。
『わたしもあなたも〈それぞれのわたし〉でしかなく交換可能な〈わたし〉である。ゆえに境界はないに等しい。』
と語るのは作者の小鳩さん。
わたしからあなたへ宛てたA-Zの手紙のような詩。
しかし境界はないので誰が「わたし」なのか「あなた」なのか彷徨うようになる。
文字通り、次第に溶けていくような錯覚に陥る秀作。
文庫本サイズ|表紙活版印刷 限定 100 部
詩:小鳩ケンタ 絵:阿部航太 本:村上亜沙美 発行:Kite / コバトレーベル ソフトカバー
64p
新刊書籍 100部限定