2003-2004年に催された「作家たちの贈りもの」展の図録

「アーティストたちは、独自の世界を開示するその作品を通じてわたしたちに感動と共感を与えてくれます。一つの「作品」を創造するということは、世界を見つめ、世界を自己とのかかわりをはかりながら、ストイックなまでに自己を探求しつづけていく行為とも言えるでしょう。常に自分の内面と対峙し、芸術への創作意欲にかきたてられながら制作に没入するアーティストたちにも、はりつめた緊張から解放されるひとときがあり、そこには家族との生活があるのです」

ここには11人アーティストたちが家族のために制作した「贈り物」が掲載されています。
その温もりを感じて頂ければ。

舟越桂、ライオネル・ファイニンガー、香月泰男、藤田嗣治、有元利夫、本郷新、アレクサンダー・カルダー、パウル・クレー、猪熊弦一郎、パブロ・ピカソ、若林奮