イギリス人フォトグラファー、デイヴィッド・スペロ(David Spero)の作品集。
我々は、この地球でどう生きて行くべきなのか?
とどまる事を知らない物理消費社会。
そういった社会に疑問を持ち、自然の中へ入り込み、自分たちで家を建て、小さなコミュニティを形成している人々。
2004年から2015年にかけてそのコミュニティの人々と家と暮らしを著者は撮り続けました。
あくまでも外側からの視点で。
彼らの暮らしの在り方にも目を奪われますが、まず何よりも緑あふれる自然を捉えた写真がとても美しいです。
自然への敬意が本からは見て取れます。
テキストを含めると260ページ近くに及ぶボリュームのある内容
装丁も美しく、これを私家版(編集・デザインも自ら行っている)で出した著者には深い尊敬の念を抱かずにはいられません。
カバーを外すと現れるドローイングは、イギリス内の小さなコミュニティにユルト(円形型移動テント)を設置し生活を営むエジプト人アーティスト、ギル・バロン(Gill Barrron)による作品。
本当に素晴らしい一冊です。
bbb大推薦版
著者・発行 Author / publisher:DAVID SPERO 2017 hardcover 240 x 290 mm 256p
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