『90年前に存在した理想の住宅。知られることのなかった名建築「聴竹居(ちょうちくきょ)」は、なぜ発見され、重要文化財指定されたのかー』
大山崎町の天王山の麓に建つ建築家、藤井厚二(1888-1938)の代表作にして最後の自邸、「聴竹居」
昭和3年(1928)に建てられ、平成29年(2017)に昭和の住宅として初めて国の重要文化財に指定されました。
90年代後半までほとんどその存在、価値を見出されることなく、阪神大震災をきっかけにはじめて国の宝として保存されることが決定されました。
この本には激しく変化していく現代社会の中で地域に根ざした「建物」が歴史や文化を見直すきっかけになればと切実な願いが込められています。
著者は竹中工務店の設計士であり、一般社団法人聴竹居倶楽部・代表理事を務める松隈章さん
著者:松隈章 出版社:ぴあ 2018初版 ソフトカバー 254p
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