『一人のこども。
一人の教師。
一冊の本。
一本のペン。
それさえあれば、わたしたちは
ことばをつかうことができるようになり、声をあげて、
世界をよりよいものにしていくことができるのです。』
「学校へ行くな。行ったら殺す。」
パキスタンの武装グループに支配された街でマララ・ユスフザイさんはその脅しに屈することなく夢だった学校へ通うと頭を撃たれてしまいました。しかし多くの人の協力で奇跡的に助かり、ペンを握り、国連の舞台に立ちました。
暴力で人を、ことばを支配することは出来ません。例え一時的に支配出来ても長続きはしません。世界の例を出しながら、学校と教育の大切さを説いた演説とその言葉に感銘を受けた作家の石井光太さんが子供たちへ向けて宛てた手紙。
写真絵本の形式を取ったとても大切なことが詰まった本。
著者:石井光太 出版社:ポプラ社 2013 初版 ハードカバー
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