2013年12月に惜しまれつつも閉店した表参道の「大坊珈琲店」
1975年の開店以来、多くの人に親しまれた珈琲の代名詞のようなお店でした。
こちらは店主の大坊勝次さんと愛知の陶芸家キムホノさんの対談集。
キムホノさんは東京へ来るたびに大坊珈琲店のカウンターへ通いつめ、二人の親交が始まりました。
珈琲のこと、経済のこと、お店のこと
「お店を存続し、食べていくこと」を第一に考えていたという大坊さんに対し、キムホノさんは珈琲や店づくりのこだわりは経済を優先していたとは思えない、と疑問を投げかかていきます。
最後には大坊さんの奥様も輪に入っての会話に微笑ましくもお店のあり方や社会について考えさせられることばかりで読み応えのある素晴らしい一冊に仕上がっています。
冒頭にカラー写真を数ページ掲載
状態良好
著者:大坊勝次 キムホノ 出版社:自由空間 2015 初版 ソフトカバー
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