インドのTarabooksより発売されたハンドメイドの絵本「夜の木」を日本に紹介し、日本版を創られたタムラ堂さんが今度はフランスからまたまた素晴らしい絵本を届けてくれました。
今回は「切り絵」の絵本です。
オオカミ、キツネ、ミミズク、シカ、コウモリ、満月の下、真夜中の森で何かを聞きつけ次々と起き上がる動物たち、、
黒と白の背景にレーザーカットの紙細工。
グリーティングカードなどでは見られますが大判の絵本で使われることは珍しく、あえてモノクロにすることで月、森、夜、動物、そして物語の世界を味わい深く映し出しています。
最初から最後まで驚かされる稀に見る美しい絵本です。
パリの本屋さんでタムラさんが偶然出会ったこの絵本は2010年に原題「Pleine Lune 満月」として出版され、大きな反響を呼びました。作者のアントワーヌ・ギヨペさんはパリにてこの切り絵で絵本制作に取り組んでいます。
日本語版の訳は「夜の木」「世界のはじまり」と同じく青木恵都さん。
こんな素晴らしい絵本をお届け出来ることをタムラさんと同じく嬉しく思います。
是非手にとって見てください。
著者:アントワーヌ・ギヨペ 訳:青木恵都 発行:タムラ堂 2018.7 初版 ハードカバー
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