"胸がいっぱいになって涙が滲んでくるような静かな幸せもあるし、人目を気にせず道で踊りだしたくなるような爆発的な幸せもある。後になって<ああ、あの時幸せだったんだな>って気づく幸せもあるよね。”
谷川さんの幸福論、と言うと少し堅苦しいでしょうか。
谷川さん曰く、ぼくがいま考えている「幸せ」について言葉で探ってみようと試みた、のが本書です。(全て書き下ろし)
目次もなく、ページを開くと谷川さんが考える「幸せ」が1ページずつ淡々と綴られています。
詩集でもなく、エッセイでもなく、谷川さんのノートを覗き込んだような、そんな本。
カバーは3種類(の言葉)。
カバーに言葉は不要と感じる方はカバーを外してみてください。綺麗なブックデザインです。
著者:谷川俊太郎 ブックデザイン:名久井直子 出版社:ナナロク社 2018 ソフトカバー
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