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淳之介の背中

私たち夫婦は、ある時をさかいに、別々に暮らさなくてはならなくなりました。長い間離れて過ごした人ですが、片時も主人のことを忘れたことはありません。……離れて暮らした時間に比べれば、一緒に過ごした歳月はそのわずか半分にすぎませんが、主人と交わした言葉のひとつひとつ、日日の一片一片は、少しも色褪せることなく私の中にあります。(本文より)

「吉行淳之介の背中は猫背だった。その背中を愛おしく抱きしめた妻・吉行文枝が淳之介との暮らしを、重い口を開いて初めて語る書き下ろしエッセイ。」

女性たちが語る吉行淳之介についてはこの吉行文枝との別居後終生一緒に暮らした女優・宮城まり子の著書が有名ですが、本書では別居するまでの蜜月の日々を妻・吉行文枝が語り口調で綴っています。

庄野潤三寄稿「あの頃の吉行家」

著者:吉行淳之介 出版社:港の人 2004初版 ハードカバー 145p
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1,760円(税込)

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