悲しむとは
ときに
見過ごしていた
愛の発見であり
愛するとは
ときに
無尽の悲願を
生きるに等しい
(愛の発見)
「見えない涙」「幸福論」に続く、若松英輔さんの第三詩集。
言葉を、詩を、探している人には常々勧めている若松さんの詩集。
どうしてここまで簡潔な言葉を心の深いところまで響かせることが出来るのか。
「燃える水滴」も多くの人に届けたい。
石牟礼道子さんへ、友人へ、家族へ、逝ってしまった人たちへ贈ったことば。
今回も素晴らしい装丁は名久井直子。
著者:若松英輔 出版社:亜紀書房 2019.1 ソフトカバー
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