「工藝」編集部からの一冊。
柳宗悦が忘れ去られていた僧侶であり、彫刻家であった「木喰」に着目しその半生と彫刻を追った書。
円空と同じように全国を行脚しながら多くの仏像彫刻を残していました。
穏やかな微笑みを浮かべる仏像彫刻作品16点を掲載(モノクロ)。
彫刻を工藝(この場合民藝とも)と並べることについては、彫刻はもともと宗教的なもので、美術として確立する以前に信仰として生活に根付いていたということです。
著者:柳宗悦 出版社:日本民藝協会「工藝」編集室 昭和18年初版 ソフトカバー
D(経年のヤケ、シミ、蔵書印、留めの金具部分にシミ)