「公文書は改竄できても過去の著作は変えることができない。」(プチ鹿島)
現在の自民党を代表する政治家9人の徹底分析。
安倍晋三、石破茂、菅義偉、野田聖子、河野太郎、岸田文雄、加藤勝信、小渕優子、小泉進次郎。
著者の中島さんは日常のニュースからではなく(今や何が本当か嘘かわからない)、彼ら自身の言葉、著作から彼らの本質を見極め、あぶり出して行きます。
昭和から連綿と続く自民党とは一体何か、野党がとるべき立場は。
果たして国民の顔を見て、小さな声をすくい上げる政治をしているのは誰なのか。
中島さんが描いたマトリクスを見て我々は見極めなければ行けません。
個人的には菅義偉がどういう人物なのか少し分かったことが収穫でした。
もちろん本書では厳しく批判しています。
著者:中島岳志 装丁:矢萩多聞 出版社:スタンドブックス 2019 ソフトカバー
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