製本職人=RELIEUR (ルリユール)
ルリユールはヨーロッパで印刷技術が発明され、本の出版が容易になってから発展した実用的な職業。
「書物」という文化を未来にむけてつなげようとする人。
この絵本は作者がもうひとにぎりの人しか残っていない職人にパリで出会ったことから生まれた物語です。
作者のいせひでこさんはパリで出会ったルリユールの仕事への情熱に魅せられ、パリにアパートを借り、工房へ何度もスケッチに通ったそうです。
大好きな植物図鑑がこわれてしまい、街中を探し回ってみつけたルリユールの工房。
女の子はルリユールの老人から製本の過程を学びます。
本を愛するすべての人に届けたい絵本です。
著者:いせひでこ 出版社:理論社 2007 11刷 ハードカバー 27.8 x 20cm
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