飯沢耕太郎編集長による写真雑誌deja-vuの第14号。
特集『プロヴォーグ』の時代
最も高騰している号の一つです。
1968年11月に美術評論家の多木浩二(1928-2011)、写真家の中平卓馬(1938-2015)、高梨豊、詩人の岡田隆彦(1939-1997)により創刊された同人誌『プロヴォーグ』を特集(2号から森山大道が参加、3号をもって解散)。
表紙・裏表紙の写真は中平卓馬
特集2はアンゼルム・キーファー Anselm Kiefer
特集1 『プロヴォーク』の時代ー戦後写真の転換点
シンポジウム:現代写真の位相ー『プロヴォーク』以降 多木浩二+大島洋+飯沢耕太郎+八角聡仁
インタヴュー
多木浩二:未熟だった「写真と言語の思想」
中平卓馬:『プロヴォーク』の最先端は高梨豊だった
森山大道:唯一のライバル、中平卓馬とのせめぎあい
高梨豊:「写真=同語反復」への苛立ち
岡田隆彦:無政府状態で生まれた異種交配
柳本尚規:90パーセントが政治の話だった編集会議
桑原甲子雄:既成の写真表現をラディカルに否定した雑誌
東松照明:「時代の子」としての写真家
内藤正敏:見えない世界をうつす写真
横須賀功光:マイナーな運動より面白い、巨大な資本の動き
立木義浩:腹にイチモツ、背中に傷
沢渡朔:写真で何をやっても自由だった時代
荒木経惟:『プロヴォーク』に刺激された「一人だけの70年安保」
発行:フォトプラネット 1993 雑誌
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