カナダの短編の名手、アリステア・マクラウドの短編集。
『灰色の輝ける贈り物』に続く作品。
馬のひづめから舞い上がる、白い星のような雪の美しさ。遠い過去から受け継がれる死の記憶を、心静かに胸の洞窟におさめる人間たちの哀しさ。(小川洋子)
小川洋子、池澤夏樹推薦。
すべてのものに季節がある(1977)
二度目の春(1980)
冬の犬(1981)
完璧なる調和(1984)
鳥が太陽を運んでくるように(1985)
幻影(1986)
島(1988)
クリアランス(1999)
著者:アリステア・マクラウド 訳:中野恵津子 出版社:新潮社 2004初版 ソフトカバー 262p
B(帯)