「エニーボはなんで道に絵を描き始めたの？」
「存在するために、そう、街に存在したかったんだ。」

「グラフィティは民主的なアートだと思う。それは道にあって、誰にでも見ることができる。」
「美術館にあるアートは、限られた少数の人しか見れない。」

デザイナー阿部航太がブラジル都市部で出会った5人グラフィックアーティスト（グラフィティロ）へのインタビューを元に描いたドキュメンタリーコミック。
彼らの思想や都市への関わり方、そしてグラフィティの在り方を見て、「街は誰のもの？」という問いが立ち上がる。
第三者として見つめ描いた都市のスケッチとリソグラフの印刷が絶妙な空気を纏い、短編映画のような余韻を味わえます。

リソグラフ印刷
2色の糸で綴じられた村上製本による手製本。

下記アーティストへのインタビューに基づく
Enivo・Thiago Alvin・Odrus・中川敦夫・Pia

第3版 300部限定
エディションナンバー入