2004年に発表されたゲーリー・スナイダーの詩集です。
21世紀最初に発表された詩集とは言え、最初の詩(散文)は1945年の広島・長崎の原爆の日にまで遡ります。
今も定義が定まらない「戦後」からこの21世紀初頭までを詩を書き、環境保護に努めてきたその視線は何を見つめていたのか。
世界、というより宇宙を包括するような言葉から友人や妹の死などパーソナルな事柄まで、幸福を問います。
スナイダーの日本での活動は『スペクテイター45号 日本のヒッピー・ムーヴメント』に詳しいのでこちらも是非。
帯は谷川俊太郎。
著者:ゲーリー・スナイダー 訳:原成吉 出版社:思潮社 2007初版 ハードカバー
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