歩けば知り合いに会う、小さな半島の町、『真鶴』。
この小さな港町に都心から移住し、夫婦二人三脚で宿と出版事業を営む「小さな泊まれる出版社」が出来るまでの物語です。
地方への移住の話は昨今良く語られることではありますが、ここでは主にどうやって仕事を生み出し、生きていくのかということ。
物件を探し、予算を組み、スケジュールを立てる。
建築家と職人さん達との出会い。
設計図や予算と実績までもオープンにし、押しつけでも指南でもなく、こういうやり方でやってます、と語りかける。
どんどんと「形」になっていくのが読んでいるこちらも嬉しくなってくる。
「地域をつなぐメディアと建築」をテーマに綴られた真鶴のある家族の物語を、お楽しみください。
真鶴出版が本格的に動き始めた頃に当店でトークイベントを開催したのでちらっと当店の名前も出てきます。
著者・発行:真鶴出版 2019 ソフトカバー 176p
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