2015年8月から10月に開催された京都dddギャラリー第204回企画展『20世紀琳派 田中一光』の図録。
17世紀の宗達、18世紀の光琳、そして田中一光。

20世紀のデザイン界において絶対的な存在だったバウハウスでもなく、ロシア・アヴァンギャルドでもなく、脈々と流れる日本の伝統美と「曲線」に拘り、琳派からの影響を隠さなかった田中一光。
その影響を感じさせる作品を厳選した作品集。
123点を掲載。

巻末には著作からの本人エッセイを抜粋して収録。
「永遠の琳派」「日本画の文学性」「私の古典」「宗達とデザイン」「グラフィックアート「植物園」から」「琳派とデザイン」「私にとっての琳派」

監修：永井一正、木田安彦、山下裕二
デザイン：佐野研二郎、香取有美