blackbird books

カートをみる0点 合計 : 0円

波止場日記 労働と思索

「一日中陽気な気分で、周囲の人々との一体感があった。読み書きのほとんどできない人々と人生をすごしたからといって、失ったものはたいしてない。(…)教育があって自分の考えを表現できる人々、議論の達者な人々とすごしていたとしても、どれだけ考えを発展させるのに役立っていたかわからない。」

知識人はなぜ大衆と対立するのか。選民思想はどこから生じるのか。
沖仲士の哲学者、ホッファーによる思索の結晶。

ホッファーはよく知られているように、幼少期に母親を失い、同時期に視力を失い、8年後に突然視力を回復すると今度は父親と死別。そして読書に耽る毎日。
まっとうな教育も受けず、労働と読書がこの哲人を作った。
この時代に生きていたら何を考えていただろう、と考えずにはいられない。

解説・森達也

[本書は、1971年にみすず書房より刊行した『波止場日記』(新装版は2002年)を底本として新編集したものです。改版にあたって若干の修正をほどこし、新たに「距離と違和感――『波止場日記』解説日記」(森達也)を加えました]

著者:エリック・ホッファー 訳:田中淳 出版社:みすず書房 2020 4刷 四六変型判 タテ191mm×ヨコ130mm/272p
新刊書籍

状態
状態について
A :
新品同様
B :
汚れや痛みなどが少なく、古書としてきれいな状態
C :
古書として標準的な状態
D :
汚れ、傷みあり

※当店では商品への値段の書き込み、ラベル貼りは行っておりません。

販売価格
3,960円(税込)

カートに入れる

For international customers

top