「閉じ込められ、縛られてきた歴史からの脱却。誰が、何が変えてきたのか」
認知症を取り巻く状況が良い方向に変わってきたと言われる中で人間らしい豊かな生活を送るにはまだまだ先は長いこと、そしてこれまでの悲惨な歴史を忘れてはいけない、と記された認知症の人の歴史。
その1 認知症の人の居場所の変換
その2 四十年前のこと
その3 精神病院という場で
その4 身体的拘束禁止にたどりつくまで
その5 動き出した特養ホーム
その6 老人保健施設とE型デイサービス
その7 宅老所・グループホームの試み始まる
その8 「呆け老人をかかえる家族の会」発足と市民活動
その9 介護福祉士の登場
その10 二つの視点から四十年を振り返る
その11 未来に向けて-私の歴史とともに
[対談] 認知症にまつわる制度はどうつくられてきたか
写真が物語る認知症の人の歴史
著者:宮崎和加子 写真:田邊順一 出版社:中央法規 2011
初版 ソフトカバー 273p
C