強く、深く、温かい小説だ。ーアーシュラ・K・ル・グィン
2014年マン・ブッカー賞最終候補作
2014年PEN/フォークナー賞受賞作
五歳の時に姿を消した双子の姉、兄は高校生で失踪。
心理学者の父と主婦の母。
あるアメリカの家族と秘密。
アメリカの社会の闇に一石を投じる鋭い眼差しと家族愛とは何かを問う長編。
カフカ的な不条理とアメリカ文学の宿命とも言える家族を巡る系譜。
カズオ・イシグロの見ている風景とも重なります。
著者:カレン・ジョイ・ファウラー 訳:矢倉尚子 出版社:白水社 2017初版 ハードカバー
349p
B(帯)