山小屋の隅の板壁に
顔を寄せて眠らうとしてゐると
私の三十七年が
その板の木目に並んで
私の方を見てゐる
責任をどうのといふわけではないが
私は首を振って
何にも知らないと言ひたくなる
(串田孫一)
尾崎喜八、串田孫一、山本太郎、室生犀星、真壁仁、中西悟堂、辻まこと、高村光太郎、宮沢賢治、萩原朔太郎、草野心平、石垣りん、谷川俊太郎、井上靖、、
山を愛した詩人・登山家たちの言葉。
写真:三宅修
版画:大竹一良
編:串田孫一・田中清光 出版社:筑摩書房 2003 初版7刷 ハードカバー 178p
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