中井久夫第5エッセイ集
『精神科医・中井久夫が、現代の混迷する状況をあざやかに腑分けし、世界と日本が陥ってしまった病巣、そのすべての源である「人類最大の災害」戦争に正面から向かい合った問題作。人はなぜ傷つけあい、血を流さなければならないのか。そのなかで粘り強く平和を希求し、それを実現していくような方法は、果たして存在しているのか。精神医学ばかりでなく、軍事関係それ自体にも深く切り込み、さらには文学、歴史学などあらゆる人文諸科学の叡智を結集して導き出された答えがここにある。』(みすず書房)
著者:中井久夫 出版社:みすず書房 2007 2刷 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm 344p ハードカバー
B(帯欠)