気になる働き方、ないようである仕事、なんとかなる生き方など、仕事の文脈をとりあげていく雑誌「仕事文脈」です。
17号は特集をふたつ
「ことばはどこへ行く」
「7年8ヶ月」
『言葉を扱う手つき、言葉に対するふるまいは、何よりもその人自身を雄弁に物語る「言葉」となることもある』
(校正者/牟田都子)
ちょうど「仕事文脈」創刊直後に発足し、7年8ヶ月に及んだ長期政権と今も続く感染症の下でいろいろな言葉に翻弄される私たちの暮らし。
仕事、生きることの根幹を成す大切なテーマです。是非ご一読ください。
特集1:ことばはどこに行く
この時期、いろいろなことばに翻弄された
体を動かせなくなって、いつにも増して大きく、広がり、のしかかったことば
仕事をし、生きるうえで、疵にもなり支えにもなったことばのいろいろ
小さな言葉 小沼理
損なわれたくない 牟田都子
「わかりやすさ」の到着地——インターネットの「ことば」をめぐって 西森路代
金がものを言う世界で、教員のことばはどこまでも沈み込んでいく トミヤマユキコ
言葉と身体の健康的な関係 作家/鍼灸師 松波太郎さんインタビュー
コロナで傷ついたことば、励まされたことば 太田明日香
就活のことばをきく 就活生座談会
特集2:7年8ヶ月
7年8ヶ月に及ぶ長期政権が終わった。この政権発足の約1ヶ月前、仕事文脈は創刊した
この期間、私たちは、仕事やくらしはどう変わったのか変わらなかったのか
これから7年8ヶ月あったら何ができるだろう、何をしたいだろうか
『仕方ない帝国』は終わったのか 高橋純子
世の中の動きと、自己の制作と働き方を振り返る 松本美枝子
インタビュー「座談会・30代独身男性の生活と意見」、その後 辻本力
調査「私たちの7年8ヶ月」
小説・冬闘紛糾 兼桝綾
表紙イラスト makomo
表紙デザイン 永井ミキジ
本文デザイン 小松洋子
出版社:タバブックス 2020.11
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