台東区蔵前にある浄土宗の寺院、長應院(ちょうおういん)。
空蓮房はその敷地内にあるギャラリーで、住職である谷口昌良が設立した。
ギャラリーでは畠山直哉をはじめ、内藤礼、鈴木理策、リー・フリードランナーらが個展を開いている。
仏教を学びながら祖父の影響で写真の勉強もしていた谷口はニューヨークで畠山と出会い、同世代の写真家として今に至るまで交流を深めている。
「結局仏教も写真も同じなんじゃないかな・・・」という台詞を聞いた畠山は改めてその関連性について考察を深めていく。本書は畠山直哉による写真論と谷口と畠山の対話で構成。
「写真」「宗教」「美」「日本」「社会」について無限に湧いてくる問答。
目次
「無常光下の人像」およびいくつかの文章について
「空点からの放光線」について
「日本人であることの写真」について
対話 谷口昌良×畠山直哉
空蓮房 Archive・展覧会一覧
【掲載作品】
畠山直哉・ギャリー・ウィノグランド・レオ・ルビンファイン・須田一政 他 展示風景多数
著者:谷口昌良×畠山直哉 デザイン:木村稔将 出版社:赤々舎 2019 初版 ソフトカバー 176p
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