「ブルースとは、心の状態であるとともに、その状態に声で表現を与える音楽である。」(ポール・オリヴァー)
ブルース研究の最高峰と言われる名著。
『conversation with the BLUES ブルースと話し込む』(1965)発表後の1969年にロンドンで発売された。
奴隷制度と南北戦争という人が生んだ魔物から生まれたすすり泣き、叫び、情熱。
1800年代から始まるブルースの歴史、その全てがこの巨大な一冊に詰まっています。
500を超える写真や資料と共に紡がれた黒人音楽の物語。
解説はPヴァイン・レコード創業者の日暮泰文
目次
序
長く暑い夏の日
コトンフィールド・ハラー
泥んこ道を行けば
フロッギーボトムからバックヘッドまで
ベッドの張り板もなにもかも
ラビット・フットとトビー・タイム
ストラティン・ザット・シング
ウォーキング・ザ・ベイシズ
どこに行っても苦しい時代
シカゴ・ブレークダウン
ミシシッピにもどると
トラヴェリン・メン――旅芸人たち
スト破りナンバー・ワン
キング・ビスケットの時間
ブルースと悩み
ミュージック・イグザンプル(譜例)
著者・写真:ポール・オリヴァー 翻訳:米口胡=増田悦佐 出版社:土曜社 2020 初版 A4変型判(297 × 215ミリ)ハードカバー 208p
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