詩は言葉によってイメージを喚起し、絵画は造形的にイメージを固定します。ともに心に写し出されるイメージを水源とする点で「引力のようなもので互いに引き寄せられている」（瀧口修造）といえます。（まえがき 土方明示）

明治、大正、昭和、絵画と詩は共に語られ、切り離せない関係だった。
絵から詩へ、詩から絵へ転向した芸術家もたくさんいる。
画家・詩人64名による創造の探求。
詩と絵の画文集。
何度読んでも発見がある素晴らしい一冊。

■収録画家
青木繁 竹久夢二 恩地孝四郎 長谷川利行 村山槐多 長谷川潾二郎 南桂子
松本竣介 草間彌生 イケムラレイコ 鴻池朋子 小林孝亘 ほか

■収録詩人
正岡子規 高村光太郎 北原白秋 萩原朔太郎 宮沢賢治 稲垣足穂 瀧口修造 草野心平
中原中也 まど・みちお 立原道造 吉増剛造 ほか