”歩くこと、織ること、観察すること、歌うこと、物語ること、描くこと、書くこと。これらに共通しているのは何か?それはこうしたすべてが何らかのラインに沿って進行するということである。”
人が歩けば道になる、と言うようにつまり人は線を引く。
手を動かせば、身体を動かせば、線が生まれる。手の平には線がある。
人間はその線上で生きていく上で何を育んで来たのか。
それは人間がもっと先へ行けるという可能性を示している。
世界中から注目を集める社会人類学者が示した画期的な「線」の研究。
知的興奮を刺激する一冊。
解説:菅啓次郎
著者:ティム・インゴルド 訳:工藤晋 出版社:左右社 2020 5刷 四六判上製/280p
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