汽車のけむり

好きや　言うてくれた
はなさへんで　と　言うてくれた
うち
胸が　ちぎれるかと　思いましたえ
男の　鼻のうえに
はなびら
いちまい
（さくら）

河内（大阪東部）に暮らし、土地の言葉を使い詩を描いた飯島和子の詩集。
「汽車のけむり」では女の恋を描いた。
春、夏、秋、冬の4部構成
編集工房ノアから。

著者：飯島和子出版社：編集工房ノア 1994.12 初版ハードカバー

C（帯）

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